ゴシラン

走ることについて語ります

鶴居村でXCスキーからのサ活

あー、風が強いですね。

朝からゴーゴー鳴る風の音で起こされ、テンションだだ下がりです。

 

先週降った雪により、歩道コンディション不良ということで、今日のマラソンクラブ練習会は中止。

しゃーないから、運動公園をソロで走ろうかと思っていたが、風が強くてやる気ねーなあ。

 

ということで、普段行かないようなところで、普段しないようなことをしようと、北方面へぶろんと車を走らせました。

 

 

今日はここから。

鶴居村にある「温根内ビジターセンター」というところです。

ここではクロスカントリースキーXCスキー)が無料で借りれるので、久々にウインタースポーツでもしようかと。

 

普通のゲレンデスキーなら、「レンタルスキー」+「リフト代」で1回1万円ぐらいが吹っ飛ぶが、XCスキーはタダでできるところがよい。

ケチな私にぴったりのレジャーである。

 

 

さて、行くか。

XC履くのは約10年ぶりなので、すっかり履き方すら忘れている状態であるが、まあ、なんとかなるだろ。

 

 

はー、スイスイス〜っと。

気温が低いんで、サラサラ雪で滑りやすいですな。

お、緩い下り坂だ。

ああああ、いきなり後傾姿勢になって、スキーの制御が効かん!

 

ずってーん。

 

開始200mでいきなり転んでしまった。

言い訳すると、XCスキーは、アルペンスキーと違ってエッジがないんで、制御が難しいのよ。

 

 

釧路川の右岸に出ます。

特にカッティングしてコースが整備されているわけではなく、「道なき道」を進んでいきます。

自らの道は自らのスキーで切り開くのだ。

ここまで来れば、ひたすら真っ平らの道なんで、転ぶ危険性はゼロですな。

 

 

気温はマイナス7度と低いが、天気だけはアホみたいにいいですね。

寒い中でも、青空の下で身体を動かすのは気持ちのいいものだ。

 

1時間ぐらい歩いて小休止。

スープジャーに中華スープを入れて持ってきたが、手袋を脱ぐと、指がかじかんでやってられなかったのであった。

中華スープ自体は熱々でよかったんだがなあ。

冬の野外活動は、寒さのために「止まると負け」的なところはある。

動き続けているうちは、そんなに寒くないんだが。

 

 

来た道を戻りましょう。

自分の歩いてきた2本のシュプールを眺めながら歩くのはいいものだ。

雪をかぶった雌阿寒岳もはっきり見える。

 

 

ついでに雄阿寒岳もはっきり見える。

 

 

もう一つついでに、鹿さんも散歩している。

 

尚、XCスキーというと、オリンピックでやるような「スケーティング走法」で、スキーを逆ハの字型にしながら、滑り進んでいくというイメージがあるかもしれないが、レンタルのスキーはそんな芸当はできず、脚を並行にして2本のラインを描く「クラシカルスタイル」です。

自転車に例えると、選手が履くようなスキーは「ロードバイク」で、私が借りたような、前後に脚を広げて歩くことしかできないスキーは「ママチャリ」みたいなものですな。

 

実際、時速約4kmと、歩くのとほとんど変わらんスピードだが、ツボ足では味わえない、「道なき道を切り開く」楽しさはあります。

 

 

2時間歩いて、今日の野外活動はおしまい。

せっかく北海道に住んでいるのなら、きちんとしたXCスキーを買って練習して、大会に出ればいいんじゃないかという話もあるが、釧路みたいな「少雪地帯」だと、せいぜい1年のうち2ヶ月ぐらいしか楽しむことができず、XCスキーができるようなコースもほとんどないということで、そこまで本格的にやる気はないですな。

年に1回か2回ぐらい、気分転換にやるぐらいでちょうどいいんじゃないでしょうか。

 

運動強度的には大してダメージはないなと思っていたのだが、スキーを脱ぐと、脚全体がガタッとする感じがあり、明日の筋肉痛は必至ですな。

たまには普段と違った運動をして、普段使わない筋肉に刺激を加えるのもいいだろう。

 

 

ということで、疲れた筋肉を癒やすために温泉へ。

去年の11月にできたばっかりの「つるいむら湿原温泉ホテル」に行きます。

 

新しいだけあって、キレイでサウナの設備も本格的なんだが、どうもスーパー銭湯の「おっさんくささ」に慣れきった身としては、上品すぎて何か違うなと。

サウナはセルフロウリュのある本格的なものであるが、4人しか入れず、テレビもなく、狭い空間の中で会話のない、なんとなく気まずい時間が流れ落ち着かない。

「サウナマニア」にとっては良い施設だと思うが、私は広くてテレビが見られるサウナの方が好きです。

あと、この時期に「ととのい椅子」が外にしかないのは、寒すぎてととのうことができない。

内湯にも「ととのい椅子」が欲しいところ。

 

ちょっと辛い評価を下してしまったが、平日のすいているときに行けば、エレガントでリラックスできる空間だと思います。

暖かい季節になったら、また行ってみよう。

 

さようなら、つるいむら湿原ホテル。

 

 

帰りは鶴見台で鶴の集団を見たわけだが、鶴はど田舎の畑に、1組のつがいがいるぐらいの光景が、ほどよい風情がありますな。

こんくらいごちゃごちゃしてると、何か鶴のありがたみも薄れるような気がする。

 

今日はあえて、いつもと違うところでいつもと違うことをしてみたが、どうも生活パターンを崩すと落ち着かない。

こういうところから老化は始まってくるのかなあと。

思考や行動が固まらないように、違う行動パターンをもう少し積極的に入れて、違った気づきを得ていくようにしていこう。

 

さようなら。