ゴシラン

走ることについて語ります

最強寒波は最強の練習環境

ピンチはチャンスである。

 

いきなり何を言ってるのかと思うかもしれないが、全国的な「最強寒波」に見舞われた本日。

こんな日は常識的に考えれば「ランオフ」なのであるが、3週間後に控えた「別海アイスマラソン」の練習としては絶好の条件であるのだ。

正に、「最強寒波」という「ピンチ」が、「極寒のマラソン大会の練習」という「チャンス」に転じたのであった。

 

すでに朝のゴミ投げ(北海道弁で「ゴミ出し」のこと)の時点で、走る気力を失いつつあるが、覚悟を決めて行くしかないのである。

マイナス12度のキーンとした痛い空気の中、元気に走り出すのだ!

 

 

未明に3cmぐらい雪が積もり、歩道は除雪されておらず「ラッセルラン」となった今日の通勤ラン。

しかし、雪以上に辛いのは風速10m/s級の向かい風でしたな。

写真では伝わりにくいですが、普段静かな釧路川の水面も、激しく波打っていました。

 

冷たいし、走っても走っても風に押し返されるしで、キロ7分ペースが精一杯のタフな通勤ランでした。

もちろん野付湾の海の上は、こんくらいの風が吹くことなど日常茶飯事であろうから、大会に向けてのよいシミュレーションになったと言えば、まあなったのではないでしょうか。

 

 

今日は日中も気温が上がらず、マイナス9度の中の帰宅ラン。

風は朝以上に強く、風速15m/s。

横からの突風が来たら川に落ちるんじゃないかってぐらいの風でした。

先週はアスファルトが見えるところが多くて走りやすかった釧路川左岸も、あちこちに吹きだまりができていて、とても走れる環境じゃなかったですね。

 

 

国道の歩道は夜になっても除雪が間に合わず、朝同様に「ラッセルラン」。

こういう環境で強靭な足腰を作るのだ。

 

ただ、最強寒波とは言え、日本海側と違って雪が降らなかったのは救いでしたね。

「どこかで吹雪の中を走っている変態超人がいる」と思えば、この程度の環境で音を上げるわけにはいかない。

 

 

ちなみにマイナス10度以下の環境で走るときのウェアは、こんな感じです。

裏起毛付きのウインドブレーカーと、ユニクロウルトラライトダウンベスト、その下にTシャツと、インナーに「アンダーアーマーコールドギア」の4枚重ねです。

走っている分には、体幹部はこれで十分暖かいです。

 

 

帰宅したときの部屋の気温は8度。

しばらくストーブの前から離れられませんでした。

そんな「通勤ラン6km」「帰宅ラン7km」の一日。

 

まだまだ全国的に寒い日が続きますが、雪のない地域に住んでいるランナーの皆様が「世の中にはこんなに頭のおかしい人がいる。私も頑張ろう!」と思ってくだされば、この記事を書いた甲斐があったというものです。

 

ピンチはチャンス。

 

ラソン大会は悪天候で行われることもあるので、大会前に一回ぐらいはこういう悪環境の中を走って、「あのときのこれよりはマシだった」と大会本番の30km以降で思うことができれば、きっと自分に勝つことができるのではないでしょうか。

知らんけど。

 

さようなら。