もうレースから10日以上経って、今さら感がありますが、道マラレポです。
今回はタイム狙いではなかったので、「ここをこのくらいのペースで走って、こっから失速が始まった」とか、そういう時系列でのレポートは書きにくいですね。
今回は時間を気にしなかったと言うか、時間という概念を超越して、「北海道マラソンという空間にどっぷりつかって楽しんだ」って感じだったので。
子供の頃、夢中で外遊びしていたら、いつの間にか日が暮れていたように、「大会で夢中で遊んでいたら、いつの間にかゴールが近づいていた」というのが実感です。
でもって、私の言いたいことは、ほぼチャーリーさんが語り尽くしたってのも、今回のレポをなかなか書く気になれないポイントでありまして。
「自分の記録よりも人に喜んでもらいたい」って気持ちで臨んだ今年も道マラも、結局は、多くの人たちから元気や喜びをもらいっぱなしで終わってしまったなと。
「応援」というエネルギーは、どんな補給食よりも効果があります。
さてさて、今回のレース、実は「ピーンチポイント」がありまして。
「かっぱちゃん」ボードに穴を開けて、そこをゴム紐で止めて固定していたのですが、10km過ぎで穴を開けたところが破けてしまい、ボードを手で固定して走らざるを得ない状況になってしまったのですね。
「いっそのことボードを捨てようか」って気持ちもちょっとありましたが、せっかく時間をかけて作ったものだし、「かっぱちゃーん!」の応援がなくなるのも寂しいし、どっかでテープを調達して補修した方がいいかなと。
一応、私は道マラコースは何回も走ってるし、ついでに言えば、10年ぐらい前まで札幌のしかも新川に住んでいたので、15kmぐらいのところは土地勘ありまくりなのですよね。
あの辺はコンビニが数件あるから、そこでなんとかしようかと。
で、15km過ぎの給水地点にあったセブンイレブンに滑り込みます。
店内はトイレ待ちのランナーでごった返していましたね。
そんな中、私は牛の着ぐるみで、文房具コーナーの前で、難しい表情をしていて、「この人は一体何なんだ?」と周りの方は思っていたことでしょう。
「セロテープで止めても、また剥がれそうだなあ。とは言え、粘着力の強そうなテープはないし…。もうちょい先に行けば、100均やホームセンターがあるから、そっち行こうかなあ」
などと思っていたところで、よきアイテムを発見!
ホッチキスでボードとゴム紐を固定すれば、強度的に問題ないだろうと、そのままレジへGO!
店員氏においては、「多分マラソンの人なんだろうと思うけど、なんでこの人こんなカッコで、マラソンと全然関係ないものを買ったんだろう」と訝しげに思ったことだろう。
もし、あの辺りで「ホッチキスを使った傷害事件」なんかが発生していたら、間違いなく、「そう言えば、あのとき変な人がホッチキスを買っていた」との店員氏の証言で、私は指名手配されていたに違いない。
さて、ホッチキスを買って、これで大丈夫!と思いきや、今度はゴム紐がほどけたりして、不器用な私は工作作業に悪戦苦闘します。
そんな中、高校生と思われる給水ボランティアの方の「手伝いましょうか?」という声かけが死ぬほどありがたかったですね。
仮装でボランティアの方を元気づけるつもりが、逆に助けられるありさまでした。
まあ、実際、あんときは気が動転して、何を手伝ってもらえばいいかもわからんかったので丁重にお断りしたが、その気持ちだけはおじさんすごーく嬉しかったぞ!
で、工作作業に時間がかかっているうちに、「アンパンマーン!」という大声援が聞こえてきたから、「あ、これはアンパンマンの被り物をしている仮装ランナー『かっぱちゃん』に違いない。きっとかっぱちゃんは制限時間ギリギリを狙ってきてるはずなので、これは急がんとタイムアウトかな」などと、ますます焦ってしまい、テキトーなとこで工作作業を打ち切り、無駄に2キロぐらいキロ5分で走っておりました。
(でも、時計見たらまだまだ制限時間は余裕だったので、またペース戻した。だったら最初から時計見ろよって話もあるが)
テキトーな工作作業だったので、ボードが歪んで前で揺れてしまい走りにくかったですな。
前がゆっさゆっさ揺れる状態で走っていると、「巨乳の女の子はこんな感じで走っているのかなあ」などと、マラソン大会には似つかわしくないしょーもない妄想をして、時たまボードを手で抑えながら、どーにかこーにか走っておりました。
工作作業は次回の課題ですな。
なんかちっともレースレポっぽくない話ですが、長くなったので今日はここまで。
さようなら。