ゴシラン

走ることについて語ります

「第2回まちなかトレラン釧路大会」参加記(その2)

gossy54200.hatenablog.com

 

この時期の北国ではまだ日の高い15時に、長い長〜〜〜〜〜いレースのスタートが切られました。

 

さて、ゆるゆると行きますか。

うげげ、みんなめっちゃ速いぞ!

最初の100mで早くも取り残された感があります。

でもって、気温が高かったり、久々のレースで神経が高ぶったりで、いきなり「心拍数130のアラート」を設定したガーミンからアラームが鳴る始末。

まだ1kmも走っていないのに、先が思いやられますわ……。トホホ。

 

まあ、先はめっちゃ長いので、調子が上がるまではゆるゆると進んでいきましょう。

つい2週間ぐらいまで「気温一桁」の環境の中で走っていたので、温熱順化などできているはずもなく。

20度ちょっとでも、釧路民にはハワイレベルの暑さに感じるのですよ。

これは日が沈んで気温が下がるまでは、徹底的にペースを抑えた方がいいなと。

 

1周目終了。

ゲートの大時計だと、経過時間は11分ぐらい。

これが「キロ何分」なのか瞬時に計算できないのはあれだが(だいたいキロ6分50秒ぐらい)、当初の計画では「1時間5周」と考えていたので、まあ悪いペースではないだろう。

「1周11〜12分」ぐらいのペースで淡々と刻むことにしよう。

 

ガーミンは電池消耗を防ぐため、GPSを「UltraTracモード」にしたのであるが、周りに木々のあるクロカンコースのため、距離は最初の1kmからずれまくりで、全く使い物にならん状態でした(結局、24時間で20kmぐらいの誤差になっていた)。

1周ごとに時計を見て、ペースを確認するしかないですな。

 

序盤は後ろから2〜3番目の位置で、淡々と進んで行きます。

まあ、他人と順位争いしているわけじゃないんで、マイペースで我が道を突き進もう。

 

補給は「計画編」のブログで書いたように「3周に1回ジェル」「5周に1回電解質(エブリサポート)」を忠実に守ります。

 

gossy54200.hatenablog.com

 

1時間も経たないうちに、早くも先頭のランナーが後方から迫ってきて、あっさりと周回遅れになりました。

ちょっと今日は調子よくないのかな?

ただ、逆にここで「自分は調子がよくない」ということを認められたので、うまく自重できたんじゃないかという見方もできます。

とにかく作戦は、最初決めたように「日没までは我慢」。

計算上は「1時間5周ペース」を守れば20時間で160km行くことになるので、あせらず進んでいこう。

ずっと心拍数が150ぐらいになっているのが、ちょい気がかりだが。

 

5周目(8km)の通過タイムが55分ぐらい。

うん、悪くないペースだ。

このくらいの時間になると、集団は完全にバラけた格好となり、自分がどのくらいの位置で走っているのかわからんなくなってきます。

一応、スマホで自分の周回数や途中順位をチェックできるようにはなっているんだが、私はスマホは持たずに走っていたし、他人の動向を気にしながら走って自分のペースを乱すのは嫌なので、ひたすら自分の世界に浸りながら、脚を前に進めることに専念していました。

 

7周目ぐらいで、トイレタイム。

トイレはT-spo施設内のものを使います。

ついでに言うと、施設内の風呂も開放されていて、入りたい放題でした。

私は一度も使いませんでしたが。

 

施設内には「おにぎり」や「いなり寿司」などの補給食がありましたが、「序盤の補給はジェルで通す」と決めていたのでスルー。

小用を足したら、速やかにコースに戻り、また「1周11〜12分ペース」で淡々と走ります。

 

まあ、ずーっと考えごともせず同じペースで走って、一定のタイミングで同じものを補給して、特に誰とも会話することもなくってことで、最初の4時間ぐらいはブログ的には全く面白くない展開ですな。

 

19時ちょっと過ぎに日没を迎えました。

北の大地はこの時期、日の入りが遅いのよ。

で、度入りサングラスを外して眼鏡に変え(1dayコンタクトは24時間持たんだろうと思って、今回はあえて眼鏡にした)、そんでヘッドライトをつけて「夜間走行モード」に入ります。

ここまで20周(32km)ぐらいでしょうか。

先にも書いたようにガーミンが使い物にならん状態だったので、正確なラップタイムはわかりません。

ここで「4時間に1本飲む」と決めていた「レッドブル」を投入し、カフェインパワーを使いましょう。

 

日が暮れてからは、コース上にランタンが灯され、幻想的な景色になってきます。

一部段差があるところでは、ランタンが点滅して、ランナーに注意を促し、転倒の危険を防ぐ工夫がなされています。

ありがたい。

 

夜の気温が15度以上になることは全く計算に入れていなかったので、虫対策ゼロで臨むという失態を犯したのであるが、エイドに虫除けスプレーが用意されていて助かったよ。

基本、私はインドア人間で、キャンプなどの夜のアウトドア活動とは無縁の生活を送っているものだから、こういう基本的なことも失念しちゃうのですよ。

スプレーのおかげで、夜も虫にまとわれることなく、快適に走ることができました。

 

太陽の光がなくなって、気温が下がってからは、涼しい風も心地よくなり、気持ちペースが上がってきましたね(1周10〜11分ぐらい)。

心拍も140ぐらいに下がり、フルマラソンの距離を過ぎても身体は疲れを感じず、「こっからがウルトラマラソンの本番!面白くなってきたぜ」と、ゾーンまでは行きませんが集中モードに入ります。

 

夜になってからは、少しペースが落ちてきたランナーを抜かす展開になってきましたが、他のランナーがどのタイミングで休憩を取っているのかわからんので、全体の順位はわからず。

まあ、順位には興味もないんで別にいいが。

 

21時。6時間経過。

ここまでで30周(48km)ぐらい。

計画では「12時間で90〜100km」と考えていたので、悪いペースではありません。

夜は足元がよろしくないので、転倒に気をつけながら、できるだけ今のペースを維持する方向で、「ミッドナイトラン」を楽しんでいきましょう。

夜はまだまだこれからでっせ!

 

(つづく)