ゴシラン

走ることについて語ります

GIANT CONTEND SL2 シェイクダウン

一応、走ること以外にロードバイクもちょっとたしなむ私。

以前は「ロードバイク8 ランニング2」ぐらいの割合で自転車に入れ込んでいたんだがね。

フルマラソンの記録はどんどん伸びていくのに対して、ロードバイクの巡航速度には全く進歩が見られないので、自転車がどんどんつまんなく感じるようになってな。

住宅事情的にもあんまり自転車趣味には向いていないところに住んでいたので、2年前にウリャーとロードバイクを処分して、もう自転車はいいかぐらいに思っていた。

 

ところが、去年の年末に「バイクガレージ付き」のアパートに勢いでウリャウリャーと引っ越してしまってだね。

せっかく立派な自転車置き場があるのなら、またロードバイク始めてもいいかと、去年の自分へのクリスマスプレゼントにロードバイクを買ってしまったのでありました。

まあ、ランニングだけを趣味にすると故障時に行き詰まってしまうので、別の趣味も補完的に持っておくことは悪くないと思う。

ロードバイクはランに比べて関節にはやさしいし。

 

そういや、4ヶ月も前にロードバイク買ったのに、まだこのブログで紹介してなかったな。

 

 

2020年モデルの「GIANT CONTEND SL2」です。

定価で135000円(税抜き)。

アルミフレームのリムブレーキ

俗に言う「エントリーモデル」という奴です。

今まで「アルミ」→「クロモリ」→「カーボン」と3種類のフレームのロードバイクに乗ってきましたが、わかったことは

 

「エンジン(人間)がポンコツだと、どれに乗っても同じ」

 

という、身も蓋もない事実でありまして、だったらエントリーモデルの安いので十分だと判断したわけです。

まあ、昔と違って、今はせいぜい週一回ぐらいしかロードバイクに乗ることもないので、そんなに気合い入れて高い自転車を買うこともないでしょう。

そこそこ走れば十分なのです。

 

gossy54200.hatenablog.com

 

で、冬の間は「ローラー台専用マシン」として使われたロードバイクでありますが、この極寒の地も、ようやく雪がなくなり気温も上がってきたので、そろそろ実走デビューさせてもいいだろうと、3ヶ月ぶりに自転車をローラー台から下ろして、シェイクダウンの旅に出かけることにいたしました。

 

まずはサイクリングロード「湿原の夢ロード」を阿寒方面に向かいます。

 

 

サイクリングロード脇には丹頂鶴もいて、非常にめでたい出だしでありました。

にしても、今日も向かい風が強いなあ。

 

途中、山花からサイクリングロードを外れて、仁々志別(ににしべつ)方面へと向かいます。

なんて書いても地元民以外はわからんだろうが、一応、書くだけ書いとく。

 

 

仁々志別の集落。

小学校はすでに閉校になり、路線バスすら走っていないところです。

 

 

人はいないけど、牛はたくさんいる。

そんなところです。

 

 

何もない気が狂いそうになるぐらいの真っ直ぐな道が続きます。

と言うか、実際に気が狂いました。

弱虫ペダルばりに「オリャー!」と叫んだり、「ひーめひめひめ」とか歌いたくなりますが、実際に声をあげているときに、後ろからバイクに抜かされると、死ぬほど恥ずかしい思いをするので、交通量が皆無に近い道とは言え、あまり奇声は発しない方がいいでしょう。

 

久々のロードバイク実走はしんどかったですな。

脚はランニングに比べると楽なんだが、前傾姿勢を保つのがとんでもなく苦しかった。

肩周りや腰がビキビキ来るものがありました。

でもって、途中モーレツな眠気と共に、ペダルを漕ぐ脚に全然力が入らないときがあって、あー、これはハンガーノックだなと。

ランニングなら30km無補給でも行けるときもあるが、やっぱ、ロードバイクはランとは勝手が違うな。

 

 

んなわけで、阿寒の道の駅でおやつタイム。

羊羹は昨日あらかじめスーパーで買っておいたもの。

できればコーラもぶちこんでおきたかったが、自販機はスマホ決済ができないタイプのものだった。

田舎のサイクリングはコンビニがほとんどないので、いざというとき自販機で補給できるように小銭も持っていかなきゃあかんな。

 

 

タイヤはデフォルトではチューブレスのものがついていたのだが、「これ、あんまりいいタイヤじゃないから変えたほうがいいよ」とショップの店主に言われ、最初っからクリンチャーのものに変えてある。

今はロードバイクでも28Cの太いタイヤ履かせてるのね。

まあ、道東は国道でも路肩がボロボロに荒れているので、こんくらいのボリューミーなタイヤの方がストレスなく走れていいのだが。

 

 

前半は向かい風だったんで、後半は追い風だろうと甘い期待を抱いていたのですが、どういうわけか終盤になっても向かい風地獄が続き、しかもどんどん強くなっている。

どういう嫌がらせなんだ。

しかも、こういう原野の一本道で向かい風地獄が続くと、ただでさえ弱い心がボキボキと真っ二つに折れてしまいますな。

2ヶ月後の「24時間走」のことを考えると、こんなことで心を折られている場合でないのであるが。

 

んなわけで、久々のロードバイクサイクリングは、82km、Avg21.7km/hという結果に終わりました。

以前はAvg25km/hぐらいで走れたコースだったんだがな。

いくら風が強かったとは言え、衰え過ぎである。

 

あ、肝心のCONTEND SL2のインプレですが。

 

「結局、今まで乗ってきた20万クラスのロードバイクとの違いはよくわからない」

 

という印象です。

クロモリやカーボンに比べると乗り味が固いと言えば固いかも知れないが、さっきも書いたように、その分ボリューミーなタイヤがカバーしているんで、道東独特のガタガタ路肩もそんなにストレスに感じなかったですね。

タイヤをコンチネンタルのGP5000辺りに変えてあげれば、もうちょい走ってくれるのではないでしょうか。

あ、あと重要なこととして、GIANTのエントリーモデルでデフォでついている「テクトロブレーキ」(リムブレーキ)は控えめに言ってうんこなので、これは変えたほうがいいかも。

ただ、慣れれば制動距離はわかるんで、その分早めにブレーキをかければいいだけだがね。

ブレーキ性能について文句を言う前に、パニックブレーキをかけるシチュエーションを避けることが、大事なんじゃないかな。

 

《結論》

 

私クラスの貧しい脚の持ち主では、ロードバイクの性能云々を語る前に「まずエンジンを鍛えましょう」。

Avg20〜25km/hクラスの人だったら、多分、100万のロードバイクも10万のロードバイクも大して変わりないと思いますので、見た目や価格で選べばいいんじゃないかなあと思います。

 

さようなら。