ゴシラン

走ることについて語ります

閾値走3回目と佐々木功さんのお言葉

勤労感謝の日

 

「二度あることは三度ある」ということで、先週に続き、3週連続3回目の閾値走を行いました。

一昨日の30km走の疲れはちょっと残っている感じですが、こういうキツイ練習は休みの日にやった方がいいだろうと。

 

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昨日の釧路は、傘がぶっ壊れるぐらいの暴風雨でしたが(と言うか実際に私の傘は壊れた)、一晩明けて、夜中の大雨が嘘のように晴れ渡りました。

 

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天気がいいのはありがたいんだが、風はアホみたいに強くてのう。

運動公園のランニングコースは、北半分は写真のように遮るもののない吹きっさらしのコースなんで、いつもと逆回りにして、この部分を「追い風区間」にした方がいいだろう。

 

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で、南半分は防風林があるので、この部分を「向かい風区間」に設定すれば、まだ向かい風の影響は少なくなるんじゃないだろうかと。

まあ、つべこべ言わずに走るのだ。

 

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シューズはズームフライ3。

左の踵がカポカポする感じがするが、NIKEのシューズはこういうもんだから仕方がない。

フォアフット気味に走れば大丈夫なんじゃないでしょうか。

知らんけど。

 

3kmアップして、Go!

ランニングコースは一周約3.3kmなので、極力向かい風区間を短く設定するというセコい手段を使い、コース約1.5周5kmの閾値走を行いました。

 

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結果はこんな感じ。

閾値区間のタイムは20分43秒(キロ4分9秒)と、先週と同じぐらい。

向かい風区間では失速したが、あとは時計を見ないで、自分の感覚で一定のペースを刻めているので、キロ4分5〜10秒のペース感覚はつかめつつあるのではないでしょうか。

何年後になるかわかりませんが、これがフルマラソンでの「楽な」ペースになるように精進していきたいものです。

 

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心拍数はこんな感じ。

スピードを上げてから、ぐわーっと上がっていくが、170ぐらいで頭打ちになってしまいますな。

昔は180以上まで上がっていたような気がするが、これが年というものでしょうか。

もう最大心拍数は上がらないお年頃なので、いかにして心拍数を減らしつつ速く走れるかを追求していく段階に入ってきたかもしれません。

とは言え、そんな「短期間で心拍数を減らして、かつ速く走れる」などという魔法のメソッドなどあるわけがないので、トライアル&エラーで、フォーム改善等を積み重ねていくしかないですね。

 

LSDレーニングの祖」佐々木功さんの書いた「ゆっくり走れば速くなる」の中で、私の好きな部分を引用します。

 

ゆっくり走れば速くなる

ゆっくり走れば速くなる

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1という底辺、つまり素材に10の練習をすると10という答えが返ってきます。その10では勝てないとします。すると、もっと練習をしようとして、11の練習をします。答えは11です。1増えただけです。それをさらに12、13と増やしていこうと思っても限界があり、故障や病気という障害が待っています。底辺、つまり素材のいいものには勝てないという結果になります。この底辺を開発してやるのです。1を1.1と広くしてやれば10の練習で11が得られます。1のときに無茶苦茶に頑張って11としたのと同じ効果が得られます。練習量の限界を13だとすると底辺を1.3にすればいいのですし、1.4とすれば10の練習で14を得られるわけです。これがかけ算的発想です。底辺とは素材のことです。素材を開発することによって、練習の効率がかけ算的に良くなっていくわけです。素質の低い選手でも素材を開発することによって、もともと素質が高かった選手以上の効果をあげることができるのです。非常に簡単なことです。

 

私はもともと、サブスリー漫画家みやすのんき先生同様、「子供のころの運動会はビリばっかり、鬼ごっこでは足が遅すぎて捕まっても鬼にならない『おみそ』扱い」と、走ることに対する素質はゼロに近いものがありました。

素質がないものは、素材を開発するしかありません。

「スピード練習」や「ロング走」でてっとり早く結果を求めたくなることもありますが、私のように素質や才能のないものは、日々のジョグで素材の部分を0.01でも広げていくのが、結局は「急がば回れ」で早道なのではないでしょうか。

 

私の経験上「すぐに役に立つものは、すぐに役に立たなくなる」と思います。

これはマラソンだけではなく、勉強でも仕事でも言えることでしょう。

効果はあるかどうかはっきりは見えないが、日々できることをコツコツやって、底辺の部分を広げていく。

そういうランナーというか人間になりたい。

 

さようなら。