ゴシラン

走ることについて語ります

プールへ行こう

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雨の木曜日。

私は毎日のように走っていて、一見ストイックなランナーに思えるかもしれないが、雨とスピード練習が嫌いな、基本「なまけもの」のランナーです。

 

んなわけで、今日は走るのはやめてどうしようかなあと思って財布を見てみたら、ずっと前に買って、ほったらかしになっていた市民プールの回数券を発見。

半年ぶりにプールでも行こうか。

 

私は一応、泳げると言えば泳ぐことはできます。

小学校のとき、かけっこはいつもビリ、跳び箱はとべない、スキーもハの字で超ゆっくりしか滑ることのできない(雪国なのでスキー授業という忌々しいものがあった)悲惨な運動神経だった私ですが、なぜか水泳だけは25m泳ぐことができました。

 

ただ、本当に「25m泳げる」というだけのレベルで、めちゃくちゃ遅かったし、それ以上の距離は無理でした。

それでも「カナヅチ」の人に比べると、「泳げる」というだけでアドバンテージはあり、小学校の体育の授業で唯一、他人に対して優越感を感じることができる種目でした。

 

さてさて、そんな悲惨な運動神経であった私が、なぜか大人になってからロードバイクやマラソンにハマり、「これ、あと水泳やればトライアスロン行けるんじゃね?」と思っていた日もありました(遠い目)。

 

で、水泳教室に通ってみたわけでありますが、私の泳ぎには致命的な弱点がありました。それは

 

バタ足が全く進まない!

 

ビート板を持って、ひたすら同じところで、前に1mmも進まずに足をバタバタさせる時間は苦痛以外の何物でもありませんでした。

コーチは「足をムチのように使え」と教本に書かれていることを言うが、「こっちはそれができないから困ってるんだよ」と口答えしたくなるような気分になり、結局、3ヶ月通っても全くバタ足に進歩が見られないので、水泳教室はやめ、自己流で泳ぐことにしました。

 

で、自己流で泳ぐときに参考にしていたのがこれ。

 

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クロールにバタ足なんかいらないぜ!と、1回掻くごとに1回しかキックを打たない「2ビートキック」を勧めている本です。

え?キックしなかったら脚沈むんじゃないと思いながらも、YouTubeで動画を見ながら研究し、どうにか「2ビートクロール」のマネごとはできるようになりましたが、25mで40〜50秒かかる激遅レベルで、明らかにプールの邪魔者になり、「やっぱ俺には水泳は向いていない。やーめた」と、今やすっかり水泳熱は覚めてしまった私なのであった。

 

 

前置きが非常に長くなりましたが、半年ぶりのプールです。

久しぶりなんで、テキトーに水と戯れればいいかと。

 

半年ぶりの割にはそこそこ泳げていたような気がしましたが、全身ガチガチに力が入っていて妙に疲れましたね。

25m泳いだだけで、マフェトン心拍数どころか、インターバル走レベルに心臓がバクバクするレベルです。

水泳はランニング以上に「脱力」が大事なのであるが、それがなかなか難しい。

 

ただ、休み休みながら500mぐらい泳いでいるとコツが掴めてきたのか、1掻きでグインと進むときがあります。

あー、そーだそーだ、腕を掻くときに、同じ側の脚をキックするとグインと進むんだったな。

このタイミングが2ビートクロールの鍵なのである。

 

なんかいい感じ掴んだなってところで今日のところはオシマイ。

600mぐらい泳げば十分だろう。

「この感覚を忘れないうちに、近いうちにもう一回プール行きたいかな?」と思える、半年ぶりのプールでした。

(いつもはプール行くたびに、「やっぱ俺には水泳は向いてない」と、登校拒否ならぬプール拒否を起こす私なのだがね)

 

今更トライアスロンを目指そうなどという気はないけど、こんな感じで泳げればきっと水泳も楽しいのでしょうな。

 


www.youtube.com

 

奥田英朗の小説「イン・ザ・プール」の登場人物のように、優雅に50分で2km泳げるレベルになりたいなあとは、ちょっと思っています。

 

 

また、プール付きのジム通おうかしらん。

 

さようなら。