ゴシラン

走ることについて語ります

きよさとフリーサイクリング

北海道に「清里町」というところがあります。

道外の方はもちろん、道内の方でも「どこですか?そこは?」という方がいらっしゃると思いますので、場所を以下に示します。

 

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女満別空港から車で約50分。

JRなら網走駅から釧網本線に乗り換えて、約60分。

都市部からのアクセスが悪いと言えば確かに悪いですが、空港からそんなに離れていなく、ローカル線ながらJRも通っていて、北海道の郡部の中では恵まれている方と言えるかもしれません。

 

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清里町の出身の有名人は、スピードスケートの岡崎朋美選手ですね。

過去、清里町のマラソン大会にもゲストランナーとして参加されていました。

 

さて、この清里町では10年ぐらい前から「グランフォンドきよさと」というサイクリングイベントが開かれています。

しかし、去年今年とコロナ禍でイベントは中止となってしまい、イベントの代わりに「きよさとフリーサイクリング」として、好きなときに多くの人に走ってもらおうという企画が作られたわけです。

 

www.gf-kiyosato.com

 

んなわけで、ちょっと前になりますが、4連休の初日である7月22日、数年ぶりに清里町に行って、自由に自転車を走らせることにしました。

 

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情報交流施設「きよ〜る」 で、フリーサイクリングの受付を行います。

参加費は2000円。

 

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コースマップ、決められた施設で使える1000円分の商品券、町内の温泉のタダ券、タオルが渡されました。

コースはロング(約155km)、ミドル(約90km)、ショート(約50km)の3つがありますが、私はミドルコースを選択。

 5時間ぐらいかけて、のんびり楽しみましょう。

 

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では出発しましょう。

美瑛町にも勝るとも劣らない、美しい畑作地帯の中を走ります。

 

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いい感じですなあ。

今は海沿いの街に住んでいる私でありますが、育ちは北海道の稲作地帯ですので、こういう風景にノスタルジーを感じます。

 

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道はどこまでもまっすぐ続き、まさしく広大な「This is 北海道」という光景が続きます。

晴れ渡る日に、こんな道を自転車で走れる喜びよ。

…と、今、写真で振り返ると思えるのだが、この日は真夏日の上に、コースはそこそこアップダウンがあり、ちょっと「うげえ」と思いながら走っていました。

 

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清里峠から、更に激坂を上り、裏摩周の展望台に到達します。

 

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裏摩周からの摩周湖は5年ぶりですね。

展望台は最近工事が終わり、すっかり新しくなっていました。

はっきり言って自転車で来るようなところではありませんが、ここまで苦労して激坂を上ってきただけあって、感激もひとしおです。

 

裏摩周からは、上ってきた道をぐわぁ〜っと下って、清里市街地の方へと向かいます。

 

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150万円と、新車の自家用車よりも安い価格で家が売られておりました。

いっそのこと老後はここに住んで、自転車三昧の日々を過ごそうかなと一瞬思いましたが、冷静に考えると、こういう古い空き家を安い価格で買っても、リフォームなりなんだりでかなりコストがかかるんだろうなあ。

私の「清里移住計画の夢」は、わずか30分でしぼみました。

もしどなたかテレビ朝日人生の楽園」に出てくるような生活を夢見ている方がいらっしゃいましたら、ご検討されてはいかがでしょうか?

最初に書いたように、空港からは1時間以内と、そんなに悪い立地ではありません。

 

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道の駅「パパスランドさっつる」で休憩。

 

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天気がいいと、道の駅から斜里岳の勇姿がくっきりはっきりと見えるのですが、残念ながらこの日は見えず。

まあ、こういうときもあるさ。

 

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暑さに翻弄されながらも、無事完走。

なかなかアップダウンの多いタフなコースでしたが、夏のサイクリングを楽しむことができました。

 

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きよ〜るで最初にもらった商品券を使って「スパカツ」。

釧路のスパカツは「ミートソース」なのであるが、ここのは「ナポリタン」なのがちょっと物珍しく感じた。

適度に運動した後の飯は、何を食ってもうまいですな。

ごちそうさまでした。

 

最後にまとめ。

 

交通量が少なく、景色がよく、晴天率の高い清里町は、北海道屈指の「自転車天国」と言ってもいいでしょう。

まあ、今は社会情勢が社会情勢ですので、「どんどん札幌や道外からも清里町に来てください!」などとは言えませんが、社会情勢が落ち着いたら、どばどば清里町に来て、どばどばお金を落としてくださいと、清里町民でもないのに言ってみたりします。

 

来年は3年ぶりに「グランフォンドきよさと」が開催されるといいですね。

 

さようなら。