ゴシラン

走ることについて語ります

月間走行距離0km

本日で2021年3月が終わります。

 

故障中の現在、今月の月間走行距離は0km。

多分、北海道マラソンに向けて走り始めた2011年以来、0で終わるのは初めてなんじゃないかな。

昔の記録は取っていないから、正確なことは知らんけど。

 

走らない生活を1ヶ月続けている割には、体重の増加はなく、「脚さえ治ればいつでも走れるぜ!」と頭の中では思っています。

まあ、実際問題として、頭の中でそう思ったところで、たるみきった肉体はちっとも言うことを聞いてくれないのだろうが。

 

ただ、こういう「走れない生活」でよかったと思ったことはひとつあって、それは

 

月間走行距離の呪縛から逃れたこと

 

につきます。

 

別に誰に強制されているわけでもないのに、「月間400km」とか「1日最低でも10km」とか、そんな数字を自分のノルマにしているところがあって、月の最後の方になると「あと○○km走らなければならない!」と、頭の中で常に計算機が発動し、勝手に自分にプレッシャーをかけ、精神上よろしくなかったです。

当たり前なのですが、別に1ヶ月に1日も走らなくても命に別状はないわけで、「なんだ無理して走らなくてもよかったんだ!」と気持ちが楽になった1ヶ月でした。

 

来月以降は、数字を意識せずに「そのとき必要な練習をする」と、距離稼ぎに走らないメリハリのある練習ができるのではないでしょうか。

と言いながら、性格上、ラン復帰後も「休んでいた分を取り返さねば!」と、より距離稼ぎの方向に進みそうな気がしなくもないですが。

 

さて、怪我の回復具合ですが、今週の月曜日整骨院に行って「もうテーピングはなくても大丈夫でしょう」と、ふくらはぎのテーピング生活から卒業したのでありますが、歩行時にふくらはぎがぷるぷると動く状態になると、「再発するんじゃないか」とちょっと怖いですね。

昨日はトレッドミルで、傾斜3%、時速6.5kmで早歩きで3kmほど動きましたが、ピキッと軽い痛みが走る場面もあって、「まだ走るには早いのかなあ」と弱気になってしまいました。

運動するときは、テーピングなりゲーターなどでふくらはぎを固める必要がありますね。

早く走りたい気持ちはありますが、まずは再発させないことが第一です。

 

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走ることができない分、自転車で少しでも心肺機能の衰えは防いでいきたいと思います。

雪も完全になくなったことだし、週末はこいつでどっかぷらぷら遊びに行こうかなあと。

 

《本日の読書》

新美南吉良寛物語 手毬と鉢の子」より

 

良寛物語 手毬と鉢の子

良寛物語 手毬と鉢の子

  • 作者:新美南吉
  • 発売日: 2013/07/03
  • メディア: 単行本
 

 

良寛さんが「悟りを開きたい」「偉くなりたい」と焦っていたとき、仙桂和尚のところに行き、和尚の構えたところのなく、こだわりのない自然なふるまいに触れ)

 

「慌てたつて駄目なんだ。」と大きな声で良寛さんはひとりごとをいつた。…(中略)…「なるやうにしかならないのだ。」と良寛さんは雲雀を眼で追ひながら、又ひとりごとをいつた。…(中略)…「落着いて、こつこつ与へられたことを、やつてをればいいのだ。」

 

今は「サブスリー」とか「100マイラー」などと「分不相応の望み」を持っている場合ではない。

落ち着いて、走り始めのころのように、何分かかってもいいから、まず少しでも走れるようにしよう。

やりたい望みではなく、できる望みを持って、それをやり遂げることから始めよう。

それができたら、また徐々に距離を伸ばすなり、スピードを上げるなどの望みを持つことにしよう。

元々私は子供のころ、「運動会ではビリばっかり」で「鬼ごっこでは足が遅すぎてつかまっても鬼にならないおみそ」だったのだ。

階段を二段飛ばしで一気に進むのではなく、一歩一歩上がっていこうではないか。

 

さようなら。