ゴシラン

走ることについて語ります

雪道の走り方

昨日はザクザク路面で非常に走りにくい釧路でありましたが、今日は冬でもしっかり除雪がなされていて割合走りやすいサイクリングロードへと遠征します。

 

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サイクリングロードは歩いている方やランナーがそこそこいて、しっかり踏み固められた圧雪路面で、すこぶる走りやすい状況でありました。

尚、「すこぶる」という言葉、今まで「非常に」とか「大いに」という意味だと思っていましたが、先日聞いたラジオ番組で「本来は『少し』という意味である」ということを知って、へぇ〜と思いました。

現在は「非常に」という意味が一般的になっていますが、広辞苑では「1.やや多く。少しく。やや。軽く。2.おびただしく。はなはだ。よほど。」と、昔の意味の方が先に掲載されています。

だからどうしたと言われれば、どうでもいい話なのですが。

 

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まあ、とにもかくにも、今日の路面状況はツルツルでもザクザクでもなく、ほどよい感じの圧雪路面で、サイクリングロードは、さすが北海道がわざわざ管理している「道道(どうどう)」だと感心したのでありました。

道外の方にとっては「道道」ってのは、違和感のある表現かとは思いますが。

 

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走りやすかったと言っても、最初はキロ6分台で苦戦していたのでありますが

 

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ある「コツ」を掴んでから、一気にパワーアップして、ラストはキロ5分を切れるまでの速さで走ることができました。

では、その「コツ」とは何なのか?

 

 

サブスリー漫画家」みやすのんき先生のTwitterで、雪道路面をスイスイ走られている方の動画が紹介されており、「うん、これだ!これこれ」と、ここ数日、目を皿のようにしながら彼の走りを研究しておりました。

 

滑らないために”足は真下にしか押しちゃいけない”ってのはよくわかる。

ただ、雪道を走るとき、妙に軸足が不安定になり、うまく次の一歩を踏み出すことができず、どうしても夏場よりキロ1分ぐらいは遅いペースになってしまう。

動画みたいに、夏道のようにスイスイ走るにはどうすればいいのだろうか?

 

ポイントは「遊脚」の使い方にあると思いました。

 

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今日の前半は”支持脚でふんばる”という意識で走っていました。

真下に「ドン」と足を下ろして、滑らないように足首に力を入れるイメージです。

そうすると意識は支持脚側に向かうので、遊脚の動きが遅れ、スピードが出なくなります。

でもって、足首に力が入ることで、離地のタイミングも遅れます。

結果、片脚で立つ時間が長くなり、かえって足を取られたり滑ったりと、スピードが出なくなるだけでなく、姿勢も不安定になっていったのでした。

 

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今日の後半は”支持脚を置くだけ”という意識に変えました。

支持脚でふんばらずに、すぐに遊脚を前に出す「遊脚主導」の意識です。

支持脚は「置くだけ」ですので、足首の力は抜けます。

それによって「素早い離地」につながり、スピードが出るだけではなく、足を取られたり滑ったりすることもなく、姿勢の安定にもつながりました。

 

【雪道を走るときのポイント】

 

1.支持脚でふんばらない。支持脚は「置くだけ」。

2.支持脚を置いたら、すぐに遊脚側に意識を移す。「遊脚を前に前に」の意識で。間違っても支持脚で「蹴る」という動作はしない。

 

この2つを意識するだけで、不安定な雪道でも、夏場のようにスムーズに走れるようになるはずです。

知らんけど。

 

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尚、今日はオーバーカロリーを防ぐために、ドーナツは一個だけにしました。

 

さようなら。