ゴシラン

走ることについて語ります

3kmTTとヴェイパー様

本日は運動公園で、クラブの3kmTTが行われました。

 

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天気はよく、気温は10時の段階で1.6度、風も弱く、記録狙いには絶好の気象条件でありました。

 

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ヴェイパー様を履く私の他にも、「アルファフライNEXT%」を履いていたツワモノがいらっしゃいました。

「ヴェイパーVSアルファフライ」の戦いはどうなるのか?

 

アップジョグが終わり、3kmTTのスタートが切られます。

コースはほぼ真っ平ら。

1.5km過ぎにちょっとキツイカーブがあるぐらいで、曲線部分もほとんどなく、TTには絶好の条件です。

 

とにかく短距離走のつもりで行けるところまで行こうと、先頭を走るアルファフライNEXT%を履いたサブエガランナーさんに食らいつきます。

多分、時計を見ると「これは速すぎる!」と脳みそが勝手に限界を作り、抑えようとしてしまうので、時計は一切見ずに、前に行くランナーの背中を追っかけます。

 

1km過ぎてから早くもちょっと脚に来る感じがありましたが、心肺は元気なので、なんとかペースを落とさずに行きましょう。

先頭ランナーの背中はどんどん小さくなっていきますが、背中が見えるうちは絶対に諦めないと、少しでも差を広げられないように粘ります。

 

2km手前の辺りから、シューズの着地音が「ポッ、ポッ」と軽い音ではなく、「バソッ」と重い感じの音になってきます。

むむ、このくだりみやす先生の本にも書いてあったな。

ヴェイパーフライでは、接地がフォアフットからずれると、鈍い音になるんだった。 

 

アルティメット フォアフット走法 56歳のサブスリー! エイジシュートへの挑戦
 

 

ということで、接地点を気持ち後ろにズラして、フォアフットで着地するように心がけます。

こっからは「ポッ、ポッ」に着地音が復活し、地面の反発がより得られるように感じました。

実際、ガーミンのデータを見ると、2km過ぎからペースも上がり、ストライドも約10cm伸びていました。

着地点の意識だけで、こんなにストライドが変わるものなのかと。

NIKE厚底シューズ恐るべし。

 

ゴール地点。

ストップウォッチを持ってタイムを計測してくださるクラブ員の方がいて、おお、これぞランニングクラブというか陸上部の「ガチ体育会系」の雰囲気ではないか!

ストップウォッチを持つクラブ員が、浅倉南のように輝いて見えました。

青春真っ只中の部活に燃える高校生の気分になって、加齢臭を撒き散らしながら、「ハー、ハー」と声をあげてラストスパートをかけます。

 

ゴール到達!

しかし、ガーミンを見ると表示が「2.93km」になっているので、3kmにして帳尻を合わせようと、スピードを落とさずに、ガーミンが3kmのアラーム音を発するまで意味もなく走ります。

 

結果ドン!

 

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どうにか目標の「12分切り」は達成し、「ああ、私も本気出したらキロ4切れるスピードで走れるのね」と、今まで感じていた「キロ4の壁」を打ち破ったような気がします。

ちなみにアルファフライNEXT%を履いていたサブエガランナーの方は、11分で既にゴールしていて、今回は完敗です。

というか、ここまで走力が違うと勝ちたいとも思わないが。

 

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1.5km過ぎから派手に撃沈しかけていますが、シューズの着地音から着地点のズレに気づいたおかげで、どうにか最後の方は復活しています。

多分、そこに気づかずにピッチを上げてごまかす走りをしていたら、2kmからの復活はなかったと思います。

 

私はスピードがないので、こうしたゼーハーする走りはあまり好きではありませんが、こうして「クラブ練習会」の形で強制力を持つことによって、「あ、やらなきゃ」とモチベーションが上がるのはいいですね。

でもって、今回のように結果が出せると「まだまだやれるんじゃないか」と、更にモチベーションが上がり、正のスパイラルに入っていくような気がします。

クラブの皆様、このような挑戦する場を設けていただきありがとうございました。

来月のTTもしっかり準備して、結果を出していきたいと思います。

 

最後に一言

 

TTは1%の才能と99%のヴェイパー様で決まる

 

さようなら。