ゴシラン

走ることについて語ります

屈斜路湖畔でひとりフルマラソン(復路)

10月10日の「旧体育の日」、なんか体育の日っぽいことをやってみようと、新しくできた「摩周・屈斜路トレイル」を利用して、「ひとりフルマラソン」をやってみた私です。

 

gossy54200.hatenablog.com

 

今回は「復路編」ですね。

まあ、行った道をただ戻ってくるだけなので、大して面白みもないのですが、公共交通機関が以下のようなありさまなので、「走って帰る」以外の選択肢はなかったのであります。

 

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ちなみにこの日は「土曜日」でしたので、平日ですら一日二本しかないバスが全く走っていなかったわけですね。

過疎地の公共交通機関は非常に厳しいものがありますな。

こういうところにこそ「Uber」みたいなシステムが必要なのではないでしょうか。

 

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とりあえず屈斜路湖畔にたたずみます。

この時間になると13度ぐらいに気温が上がり、寒さは感じなくなりましたね。

アームウォーマーと手袋を外して、走りやすい格好になりましょう。

誰もいない静かな空間が心地よい。

 

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ガッツギアで補給して、復路へのエネルギーを蓄えましょう。

気温が低いので、あまり水分を摂らなくてもなんとか走ることができますね。

結局、500mlのペットボトルの水を半分ぐらい余す形になりました。

 

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一応、写真に見える島のようになっている和琴半島を一周する道もあるみたいだが、めんどくさいので今回はパスしよう。

和琴半島一周はまたの機会にしよう。

その「また」は永遠に来ないような気もするが。

 

さようなら、和琴半島。

ずっと自分の中では謎の場所だっただけに、生きているうちに一回来れてよかったよ。

 

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さて、川湯温泉に戻りますか。

あと20km頑張って走りましょう。

この屈斜路湖沿岸の道は、屈斜路湖の未確認生物に敬意を表して「クッシー街道」と名付けられています。

これ「実はクッシーなんていなかったよ」ってことが科学的に証明されたら、別の名称に変えさせられるのだろうかね。

 

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27km過ぎから、再びトレイルを逆方向へ。

これ、わざわざ通りやすくするために倒木を切ってくれたのかねえ。

非常にありがたい。

 

復路は往路と違って、疲労感も出てくるので、しっかり足元を見て、枝とかにつまづかないように注意しながら走る。

ロードだと距離が進むにつれて、惰性で脚を動かすだけになるが、トレイルだと、いい意味で緊張感を持って走ることができますな。

五感が研ぎ澄まされるような感じがする。

 

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33km地点で再び砂湯へ。

いい感じで寂れていて、いい感じで人がパラパラいる塩梅がちょうどよい。

 

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普通の観光地では350円で売られている「揚げ芋」であるが、どういうわけか砂場の揚げ芋は250円と相場より安かった。

しかも、揚げたてで、衣の部分がパリパリで最高の食感だったのだが、あまりにパリパリ過ぎてうまく食べることができず、衣の半分ぐらいを地面に落としてしまった。

3秒ルールを適用して、素知らぬ顔をして拾い食いしようと思ったが、見知らぬ子供の視線を感じたので、衣の部分はゴミ箱に捨てた。

さようなら、揚げ芋の衣。

次来たときは、ちゃんと衣の部分も食べる。

さっきも書いたが「次」は二度とないような気もするが。

 

このような脂っこい重たい補給食はマラソンに不向きのような気もしたが、意外とそんなに気にならなかった。

今回の補給はガッツギアと揚げ芋だけでしたが、気温も低かったし、こんなもんで十分でしたね。

 

どうでもいいが、砂湯の食堂に「クッシーラーメン」なるメニューがあったが、これ絶対食ったら後悔するやつだろうという確信があった。

しかも1100円と、ラーメンの分際で高い。

クッシーラーメンの正体が知りたい方はテキトーにググって調べてみてください。

「なーんだ」という感想が待ち受けていることと思います。

 

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さようなら、砂場。

ひょっとしたら、また5年後ぐらいに「クッシーラーメン」を食べに来るかもしれない。

 

ここまで来たら、あとは川湯温泉まで約9kmダラダラ走るだけです。

なんか、こっから「脚が痛い、動かない、でも頑張る!」なんてドラマがあったら面白かったんでしょうが、ガチフルマラソンの6割ぐらいの力で走ってるもんで、35kmの壁など全く感じず淡々と進んでいき、ブログ的にはつまらん展開で申し訳ありません。

 

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サブフォーはなりませんでしたが、キロ6分以内のペースで走り切れてよかったのではないでしょうか。

今月に入って、「春採湖11周51kmラン」と「屈斜路湖畔ひとりフルマラソン」を連続でこなすことができ、今月末のメインレース「まちなかトレラン8時間耐久レース」への手応えはつかめたと思います。

あとは疲れを残さないように、ダラダラと距離を抑えつつ走り続けましょう。

 

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5年ぐらい前に自転車でこの辺を走ったときは、真っ平らって印象があったのですが、実際に自分の脚で走ってみると、そこそこアップダウンを感じましたね。

個人的にはペースを掴むまでの、最初の5kmぐらいの上り基調が、今振り返れば一番キツかったような気がします。

 

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「ひとりフルマラソン」で酷使した足を、足湯で労り、締めくくります。

さんざん素晴らしい道を利用しまくって、揚げ芋の250円しかお金を落とさないケチくさい観光客でありましたが、次回、摩周湖第一展望台への「火山の道」を走る機会があれば、川湯温泉に一泊してどーんとお金を落としたいと思います。

 

「摩周・屈斜路トレイル」が末永く続きますように。

 

さようなら。