ゴシラン

走ることについて語ります

なんでもない日にワッカを走る(その3)

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無事に12kmの「ひとりワッカラン」を終えた私でありますが、この後、40km離れた網走に戻るという作業が待っていたのでした。

16インチの折りたたみ自転車「ブロンプトン」にまたがって、来た道をひぃこら戻りましょう。

 

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歩道に白線を引いただけの「手抜きサイクリングロード」を、サロマ湖100kmウルトラマラソンのゴールである「常呂町スポーツセンター」に向かって進みます。

行きは追い風で楽ちんだったが、帰りは「向かい風+ランの疲労」でクタクタでありましたよ。

ちなみにここもマラソンコースの一部になっています。

 

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昔はボロボロだったカーリングホールも、すっかり近代的な建物に変わっていました。

これも「ロコ・ソラーレ効果」なのでしょうかね。

日本のカーリングは、人口約3500人の北見市常呂に支えられていると言っても過言ではありません。

 

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正午過ぎで23度と、なかなか暑いですな。

こんなことを言うと、道外の方には殺されるかもしれませんが、釧路市民にとっては20度を超えると、それは真夏です。

 

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んで、再び網走へと向かうサイクリングロードに入ります。

こっからは向かい風も弱まり、木陰の中を気持ちよく走ります。

 

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「児童公園」という名前なのに、遊具が何一つなく、全く子供たちを遊ばせる気がない公園。

というか、こんなところに子供は住んでいるのだろうか。

 

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こういうちっこい自転車で長い距離を走るのは確かにスピードが出ないでしんどいんだけど、ロードバイクと違って「のんびり走っても許される」って気がして、気持ちペダルを回す脚もゆっくり気味になり、実はそんなに疲れないんですよね。

ロードバイクでハッチャキこいた方が、私の中では疲労度が大きいような気がします。

ママチャリ感覚で気軽に乗れるところが、こういう自転車のいいところなのではないでしょうか。

 

時速は15〜20キロぐらいしか出ず、時速30キロで走るロードバイク乗りにとっては、「こんなもん乗ってられるか」って感じるかもしれないが、市民マラソンランナー感覚としては、のんびりペダルを回してもサブスリーペースを上回るスピードで移動することができるんだから、自転車というのは偉大な乗り物だ。

 

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時速15〜20キロは、キョロキョロ景色を見て、立ち止まって写真を撮りながら走るにはちょうどよい。

ロードバイクはまたがったら最後、ひたすら前だけを見て、止まることが許されない乗り物のような気がして、どうも落ち着かない。

その辺の良し悪しの判断は、個人の価値観なのであろうが。

 

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網走にまで行って「くしろザンギ」の店を発見。

一応、道外の方に説明しておくと、ザンギとは平たく言えば「鶏の唐揚げ」のことで、釧路発祥の食べ物です。

 

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私は旅行中、観光地でもなんでもない街中をふらつくのが好きで、「ここにもし住んだらどんな生活をするのだろうか」と妄想してしまいます。

網走はそんなに大きな街ではないが、それなりの規模のスーパーや、おっきい病院とかもあって、日常生活を送る上ではそんなに不便じゃないんじゃないかなあ。

この河川敷を走ると気持ちいいんだろうなあ。毎日のランニングコースにしたいなあ。

景色のいいサイクリングロードもあるし、スポーツサイクルを扱っている自転車屋もあるし、ここに住んだら面白いんじゃないかなあって、色々想像するのは楽しいのでしょうが、実際住んでみると「やっぱりよその町の方がいい」って思っちゃうんだろうなあ。

人間というのは、常に「隣の芝が青く見える」生き物であると思う。

 

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ワッカから3時間ぐらいかけてのんびりと網走に戻り、ラン+自転車の「ひとりデュアスロン」は幕を閉じたのでありました。

 

さようなら、網走。

来年、サロマ湖100kmウルトラマラソンで必ずやワッカに戻ることを誓うと共に、まだ走ったことのない「オホーツク網走マラソン」も走ってみたいなあと思った一泊二日の小旅行でありました。

 

今は「Go To 網走」なんて言ってる場合じゃないかもしれませんが、網走での「旅ラン」「旅チャリ」、強くオススメします。

(網走の道の駅で、クロスバイクを含むレンタサイクルもやってますので、自前の自転車を持ってこなくてもサイクリングを楽しむことができます)

 

(次回は食い物とか雑記的なものを)