ゴシラン

走ることについて語ります

根室半島一周47kmラン(雑記)

先週の土曜日、根室半島一周ランを決行したときは真夏のような暑さだったのですが、今週に入って一転、気温が低く霧模様の日が多く、ある意味釧路らしい初夏の日々が続いております。

 

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できれば、こんな感じの15度以下の走りやすい条件で、根室半島一周をしたかったのだが、過ぎたことをうだうだ言っても仕方がない。

 

さて、ここで一週間前に話を戻しましょう。

 

最高気温が28度と、この時期の根室にあるまじき暑さの中、どーにかこーにか約5時間で根室半島一周47kmを走り終えることができました。

 

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本日は走行後の雑記的なものです。

 

まずはめっちゃ腹ペコになったので、たっぷりと食いまくることにしましょう。

 

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根室と言えば、バターライスにカツを乗せてデミグラスソースをかけた「エスカロップ」なる料理が有名であるが、私はグルメではないので、そんなものはどうでもよい。

腹ペコのとき目の前にラーメン屋があったら、とりあえず入りたくなるのが人情というものだ。

 

このラーメン屋、一見普通のラーメン屋のように見えるが、なかなかあなどれないのである。

とりあえず、味噌ラーメン(750円)と半ライス(250円)を頼んでみたのだが、この「半ライス」がくせ者なのであった。

 

「半ライスで250円はたけーよ」と思いながら、料理を待っていると、こんなものがどーんとやってきたのであった。

 

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えー、これが250円の半ライスの正体です。

これは「焼き魚定食」ではなく「半ライス」なのです。

これが根室の力なのである。

恐るべし、根室ラーメンライス

 

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しかも、タッパに入った「塩辛」「たこわさび」「岩のり」も食べ放題といういたれりつくせりのサービス。

これが真の根室B級グルメなのだ。

ぬくぬくと喫茶店エスカロップなど食べている場合ではなかったのだった。

 

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この後、味噌ラーメンがやってきたが、もはや味噌汁レベルの存在感しかなかった。

ここのラーメンライスは、ライスがメインで、ラーメンはただの飲み物なのであった。

 

ごちそうさまでした。

 

47kmのランニング後にふさわしいラーメンライスなのであった。

根室ラン」と「駅前ラーメンのラーメンライス」はセットで楽しむことをオススメします。

これがあると思えば、50km近くのランニングも頑張れるというものよ。

 

※ このライスを単独で頼むのはNGで、必ず麺類とセットで頼まなければならないルールになっているようです。あとこのお店、「カレー」や「カツ丼」などのメニューもあるのですが、ご飯物を頼めばおかずがついてくるルールになっているのかどうかは知りません。今度行く機会があれば試してみようかなあとは思ってます。

 

腹がはちきれそうに満たされたところで、またローカル線に乗って帰りましょう。

 

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ガラガラのローカル線はいいですね。

18きっぷの季節になると「乗り鉄」で、もうちょっと混雑するのかもしれませんが、一両編成で10人前後の乗客というのが、北海道のローカル線の本来あるべき姿なのです。

 

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ひっそりとした「日本最東端の駅」。

 

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落石(おちいし)〜別当賀(べっとが)間は絶景ですね。

夕日の時間帯だともっと綺麗だと思います。

日が短くなった秋にでも、もう一回見てみたいところですな。

 

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ルパン三世の作者「モンキーパンチさん」は浜中町出身です。

私は子供の頃、「モンキーパンチ」は外国人だと思っていて、「ルパン三世」はアメリカで作られた漫画だと思っていた。

今考えれば、五エ門や銭形警部みたいな登場人物が、アメリカの漫画で出てくるわけがないのだがな。

 

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糸魚沢(いといざわ)〜厚岸(あっけし)間に見える厚岸湖も好きな風景ですね。

花咲線は車窓の風景を眺めているだけでも全然飽きません。

スマホなんかなくても、十分2時間半の乗車時間を堪能することができます。

さすが、紀行作家の宮脇俊三さんが絶賛していた路線だけある。

 

ということで、ただ走るだけではなく、食やローカル線を組み合わせることによって、より味わいのある「旅ラン」になるのではないでしょうか。

 

5時間ぐらいローカル列車に揺られ、意味もなくアホみたいに走り、グルメ雑誌に出てこないような地味な店で、一言も会話を交わさずに黙々と食べる。

そんな休日が僕にはお似合いなのです。

久々に思い通りのことを思い通りにできた休日。

 

孤独のグルメ井之頭五郎のような「旅ラン」を追求していきたいものだ。

 

ひとりで静かで豊かで。

 

さようなら。