ゴシラン

走ることについて語ります

さようなら暴風雪、こんにちはツルザク路面

木曜日、記録的な大雪に見舞われた釧路。

釧路生活5年目にして、ここまでの雪は初めてであった。

というか、釧路で生まれ育った生粋の釧路っ子でも「こんなに降った記憶はない」というレベルの大雪であった。

だいたいこの時期で、私の故郷である豪雪地帯岩見沢よりも、釧路の方が積雪が多いなんて、どう考えても狂っている。

頭がおかしいとしか言いようがない。

 

 

金曜日の朝。

除雪は全く追いつかず、写真ではわかりにくいが、歩道は膝下ぐらいまで埋まるレベルの雪であった。

しかし、こんな路面状況でもくしろバスは始発から運行してくれてありがたかった。

どうにか、遅刻せずに会社にたどり着くことができたのだった。

 

金曜の午後には、すっかり天気は落ち着いて、夕方には歩道にも除雪が入り、歩いて帰れるレベルの路面状況にはなりました。

 

 

ということで、夜、ちょっくら走ってみようと試みたわけですが、路面は一部ガタガタだったりザクザクだったりツルツルだったりで、一度スリップしてゴーカイにコケて、左の膝からスネにかけてどーんと路面に打ちつけ、痛くてやってられなくなったので、6kmで撤退してしまったのであった。

こんな日は、大人しく家で引きこもっていればよかったのだったが、すでに頭のネジが一本飛んだ「変態ランナー」に近づきつつある私は、この悪環境で走ったという行為自体に変な満足感を覚えたのだった。

人として、こうなってはいけない悪い見本である。

 

 

この路面状況ではキロ6分半〜7分が精一杯ですね。

 

 

しかし、このペースでも、ピッチだけはレース時とほぼ変わらない190オーバーというのが、私の走りの特徴なのである。

スピードはピッチではなく、ストライドで調整するのである。

みやすのんき先生「フォームの基本」Point13より)

 

一夜明けて、土曜日。

雪に埋もれていた車を掘り起こしたり、会社に呼ばれたりして、午前中を棒に振ってしまったので、午後より行動開始。

 

冬でも除雪が完璧に行き届いているサイクリングロードなら、まともに走れると思ったのだが。

 

 

サイクリングロードの入り口の昭和方面は、ザクザク路面で足が雪に取られ、極めて走りにくかったのでありました。

「せっかくサイクリングロードに来てこれかよ!」と心底失望してしまいましたが。

 

 

郊外の鶴野方面では、バッチグーでアスファルトが出ている路面もあり、ここだけはきちんと走らないともったいないと、キロ5ペースで走っておりました。

 

 

この日も約2/3は悪路でペースは上がらず。

しかし、こういう悪路を走ることによって、アスファルトを走ることでは得られない、強靭な足腰を作ることができるのである。多分。

距離は13kmでしたが、疲労度は20kmぐらい走った感じですね。

昨日転倒で痛めた左膝も大丈夫なようで一安心。

 

今は暴風雪の爪痕が残りまくっている釧路であるが、来週からはぐんと気温も上がり、来週末はもうちょいまともな路面で走れるのではないかな。

コロナに暴風雪にダブルパンチの釧路であるが、腐らず、暴食はせずに、やれることをしたいように淡々とやっていきたいと思います。

 

さようなら。